弱小編集長(遠藤まや)の日記

美容業界誌の弱小編集長(遠藤)は、今日も弱小なりに奮闘、ときどきサボり。雑誌撮影、取材、日々思うことなど、とりとめもない内容を綴っていきます。

時には真面目に。これを書いてる30分くらいは。

今回は、めずらしくちょっと真面目な内容です。

 

ファッションエッジ、今月末発行のもので、

2013JHAノミネート締切の号となります。

次号、7月末発行のものから2014年度開始(JHAノミネートという意味では)となるのですが、

次号より、「ファッションエッジ」に関しては

投稿作品は掲載しないという方針になりました。

 

実は、今までは例外的に年に1枠のみ投稿作品を掲載してきました。

 

しかし、ずっと心の中で思っていて。

果たして、これでいいのか、、、と。

こちらからお願いして作ってもらった作品ではないということは

ファッションエッジのために作られた作品ではないということ。

 

美容師さん達と一緒に仕事してきて、

皆さん、打ち合せ、仕込み、撮影当日と

ファッションエッジのために時間とお金をかけて作ってくださってます。

今まで掲載されてきた作品をリサーチして、雑誌としてのテイストを探ってくださったり。

私は、「ファッションエッジ」に関しては、みなさんと一緒になって作った作品を掲載していきたいのです。

 

確かに、投稿してくださった作品を載せるということは、

弊社としては撮影代が一切かからないという利点もありますが、

それ以上に、「ファッションエッジ」としての編集方針、テイスト、クオリティを守って、なおかつ高めていきたい。

 

JHAの最終選考まで残るということ、そして受賞するということは

弊社としても目標の一つではありますが、

「ファッションエッジ」の作品として、「ファッションエッジ」の血が通った作品として受賞したいのです。

私としては、もちろん受賞できれば嬉しいですが、それが全てではないと思っています。ファッションエッジに掲載された作品を見て、「自分もこんな撮影がしたい」「“ファッションエッジで”撮影がしたい」と思ってくれる人が増える方が、何倍も嬉しいことです。

「ファッションエッジに掲載される=JHAにノミネートできる」ということではなく、

「ファッションエッジに掲載される=おしゃれな作品、面白い撮影ができる」と思ってもらえるような雑誌にしていくために精進してまいります。

 

あくまで今回の決断は、「投稿作品を掲載しない」ということですので、

作品、BOOKの持ち込みは大歓迎です!

年齢、美容師歴に関係なく、むしろこれからの美容業界をひっぱっていく若手の美容師さん、応援します!

まだ雑誌に載ったことが無い、雑誌撮影をしたことがない、という方も

是非作品を拝見したいです。

 

今回の投稿、賛否両論あるかと思います。

もしかしたら、この決断は、業界誌に載りたいと思っている美容師さんの気持ちを潰すことになるのかもしれない、とも考えました。

投稿作品を掲載することによって、少しでも多くの美容師さんの作品達が世に出るきっかけをつくることも、この業界のためには重要なことだし、尊いことなのではないかとも思いました。

でも、ファッションエッジのテイストを守る、編集部の想いを少しでも入れた作品を掲載する、ということは、私の編集者としての小さなプライドなんです。

 

…という感じでなんだか真面目に語ってしまいましたが、

こんなこと書いておいて非難の嵐が恐いですが、、、w

何分わがままなもので、わがままを通させていただきます。

 

美容師さんと共にすてきな作品つくっていきたいです!!!

皆さん、よろしくお願いします!!!

これからも、末永く!!!ww